わらべのごとく

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水温センサーを保温すると値が正確になった

まず結論。
水温センサー&アダプターにウエスの切れ端を巻いて保温すると、温度計の読み値が10~20℃上がった。センサーボディが走行風で冷やされて正しい値より大幅に低くなっていたようだ。
温度センサーの先端が冷却ラインの中に突き出してないと正確な値が出ない、とはよく聞くけど、正直ナメてました。
ホースを切ってアルミの割り込みアダプタを挟んでるような人は全体を断熱すべきと思いますよ。



次にいきさつを。

ちゃんと温度のわかる水温&油温計が欲しくて、ミニのメーターパネルを新規につくった。
その際、シリンダヘッドのセンサー穴と水温センサーを橋渡しするアダプターが手に入らず、インチねじのめねじにミリのアダプターを無理やり刺していた。
走行中は64℃で安定、信号待ちで75℃まで上がるという感じで、明らかなオーバークール傾向。いつもプラグ抜いたりする時の熱さから、いくら何でも65℃よりは熱いだろうと。真鍮のセンサーボディからの放熱を止めてみようと思ってウエスの切れ端を巻いてみると、走行中81~83℃、信号待ちで85℃、ということでたぶんこっちが正解。
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最初はヨシムラの温度センサーを流用して自作しかけてたけど、センサー単品より安い中華メーターを発見してしまい心が折れますた。
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KOSO温度計

さすがに精度とかレスポンスとか不安なので、湯呑みに熱湯入れてちゃんとした水銀温度計と対決させてみたが、概ね正確。これは良い買い物したね。
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いざ取り付ける段になって、シリンダヘッドにあいているめねじサイズが分からなくてドツボにはまり。。。
結果的にUNF5/8-18という管用でもないストレートねじであることが分かるも、そんなアダプターは流通してない。(アメ車御用達のメーターに付いてたりするらしい。未確認)
径とピッチの近いM16x1.5のタップを買ってくることで解決。

釣り糸はロープ代わりに使えない

趣味の山歩きに持っていくロープとして、高分子量ポリエチレンの釣り糸を使えないかと思いついた。当然だけどクライミングや冬山で命を預けるザイルとしてじゃなく、何かと出番のある&帰ったら捨ててしまう使い捨ての「細引き」として。
試しのためできるだけ安いやつを物色した結果これを入手。18号 300lbsのやつ。

まず、素材の摩擦係数が低い。もやい結びが滑って締まってしまう。これにはびっくり。使い方が難しいな。
しかも切れない。ナイフやはさみで切るのに苦労する。ライターで焼き切るのが簡単。
あと結び目から簡単に破断する。これは下調べの時点で危惧してたけど、本当に切れるのね。
ということで基本に立ち戻って、ちゃんと釣り糸として結ぶことにした。
www012.upp.so-net.ne.jp

ここのパロマーノットという結び方。うーん、郷に入っては郷に従えというか、餅は餅屋というか、見たこともないような結び方がいっぱい…

1mぐらい切り取って両端をスパナに結んで背筋力測定スタイルで引っ張ってみた。結果、あまりに簡単にちぎれてしまう。測ってないけど、多分400-500Nぐらい?
カタログスペックは300lbs=136kg=1.3kNじゃないの?と思ってまたネットで調べる。
angler.prummy.com

結果、釣り糸の表示スペックはいわゆる破断荷重とは違い、その数字で100%破断する(その数字以下の荷重でかならず切れる)という試験結果である「こともある」ことが判明。実際はスペックの7割ぐらいで切れることが多いそうな。
そこにさらに中華係数≈0.6程度を掛けると、
1300x0.7x0.6=546N
…なんか納得。


結論:ちゃんと山用ロープ買おう



余った糸どうしよう。推定497mもある。釣りしないし、そもそも強度ありすぎ&太すぎ。何釣るんだって話。

分かってくれる人がいるかもしれない性癖の話

古いものが好きなんですねと言われることが多い。
否。古いから好きなのでは決してない。
現代における手抜き製品よりは昔の最先端/意欲的な製品の方が好きなだけだ。
現代の最先端/意欲的な製品が手に入るなら迷わずそっちにする。
いや、やっぱり迷うかもしれない。どや顔してるであろう設計者との共感みたいなものを優先してる気がする。
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USB連動タップをちゃんと動くようにした

 PCをシャットダウンしてもモニタ2枚とアンプの電源がつきっぱなし。

いちいち手動でON/OFFできる性格でもない。

サンワサプライ 高性能雷連動タップ 4個口 TAP-RE9SPUN

サンワサプライ 高性能雷連動タップ 4個口 TAP-RE9SPUN

 

というわけでこれを買ったけど、PCシャットダウンしても連動しないわけです。

測ってみたら全てのUSBポートに5Vが常時給電されていたのでそりゃ連動もクソもない。いろいろ調べたものの、このマザーボードは設定から常時USB給電を止められなさそう。

半ば諦めていたところでふと、HDDとか内部機器用の5Vはシャットダウンすれば確実に切れるはずと思いついた。余ったペリフェラルコネクタから5Vもらえば良いということで、

 

AINEX 電源変換ケーブル [ 6.5cm ] WA-076B

AINEX 電源変換ケーブル [ 6.5cm ] WA-076B

 

 

これと

 

 これを切ってハンダ付けとかして、

PCケースの後から引き出して連動タップに接続したところちゃんと動作。

めでたしめでたし。

 

※たまたまうまくいきましたが、何かの相性が悪かったり、間違えて逆接続したりするとマザーボードからHDDから何から、5V(黄色の電線)が繋がってる物が全て壊れるかもしれません。燃えることもあるかもしれません。もうちょっとスマートな方法を考えるべきです。

 

 

ミニにリチウムバッテリー あとブラックオルタネーター

最初に結論を。

旧ミニにALIANTバッテリーを検討中の方、多分X4以上のサイズにされた方が良いです。

 

 去年末の車検直前にとうとうオルタネータが死亡した。レギュレータの動作も怪しかったけど、最期はやっぱりベアリング破損。はめあいが手削りで良いわけないね。やっぱり。

 

というわけで

オルタネーター.jp オルタネーター(ダイナモ)のことならADVANCE/ミニ ブラックオルタネーター

 巷ではやたら悪評が目立つこれを買ってしまったのだけど、今のところすごく調子いい。電圧の安定度がすごい。ビバ国産。

 

これならいける!ということで密かに欲しかったこれ

ALIANT アリアント超軽量リチウムバッテリー スクーテックジャパン SCOOTECH JAPAN

ALIANT X3

ALIANT X3

 

 買っちゃった。

 

で、装着して1か月ほど。

朝いちのエンジン始動が大変。リチウムバッテリーは寒いと辛いというのは本当。いわゆる「リチウムバッテリーの始動の儀式」をやらないとかからない。

 


ALIANT Lithium Battery X3 on classic mini - YouTube

 

 リチウムバッテリーは低温時の内部抵抗が大きいらしい。要するに、あらかじめ大きめの電流を流して

電圧低下分×電流=バッテリー内部の発熱

でバッテリーを予熱する、というのが儀式の要点と思われる。  

 

ということで別の日の朝いち、バッテリー側面にカイロを貼っておいて2時間ほど温めてから始動すると

ちょっとマシ。

 

 バッテリーウォーマー作ろ。。。

 

 

 ちなみに鉛バッテリーでのクランキングの様子


classic mini cranking voltage and current - YouTube

 最初は点火コイルの入力を抜いてある。

 

ハンディ掃除機のダイソン化

ダイソンの掃除機を使っていると、この吸引力と高性能感(これ大事)で普通の紙パック式なら良かったのに…と思うことがよくあると思う。

 

そもそも、掃除機内に直接ゴミを溜めるのが不便だから紙パック式が考案された歴史があるわけで、ある意味退化してるぞダイソン。

 

ところで我が家には日立のpv-h23というシンプルな紙パック式ハンディ掃除機がある。 

HITACHI コンパクトハンディタイプ こまめちゃん ブルー PV-H23-A

HITACHI コンパクトハンディタイプ こまめちゃん ブルー PV-H23-A

 

 これはこれで別に文句ないけど、ダイソンデジタルモーターV4に載せ替えちゃう。

 

 元のモーターよりもDDM V4の方が小さいので、3Dプリンタでスペーサを作る。

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DDM V4はONOFF回路に5Vがきていてボタンからのパルスでスイッチするようになってる。

オーソドックスなワンショット回路を組むのに、本当はTTLなりコンパレータを使うべきなのだろうけど、4個100円の4回路入りオペアンプが余ってたのでこれを使う。

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 ブレッドボードで動くのを確かめたら、ユニバーサル基板に移植。 配線面。

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部品面。

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 この後一気に組んでしまったので写真がない。

できあがり動画。

 


ハンディ掃除機のダイソン化 - YouTube

 

実に地味でよろしい(自画自賛)

 

Google Driveの容量がいっぱいだと思ったら

ローカルから消去したはずのファイル達がウェブのDriveのゴミ箱に残っていて容量を圧迫していた。

ゴミ箱を空にしたら半分近く空いた。よかった。

単純なトラップでしたな。