■
日本経済新聞 生物模倣で大進化、デジカメの「目」 ソニーの挑戦
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ30H8P_R00C14A7000000/
これを思い出した。実は買っただけでまだ読んでないけど。
ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)
- 作者: 鈴森康一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
膨大な時間をかけて取捨選択してきた生物の構造が洗練されているのは分かる。
しかしいつも生物の構造が正しいとは限らない。適者生存の本来は「環境に適した者だけが生き残る」というより「環境に適しない者だけが淘汰される」に近い。似ているようだが「特に大きな不具合がないから放置」な形質も多いのだ。たとえば眼の網膜の構造にしたって、受光層の上に配線層がかぶさってるせいで感度も劣るし盲点というものが存在しなければならないわけで。「光を感じる器官」が登場した頃の設計ミス?そのまま。
人間のエンジニアリングも今は生物に追いつけ追いこせ、だけどその先は生命40億年の歴史が思いつきもしなかった形になっていくんだろうか。見たい。長生きせねば。