上賀茂神社の檜皮葺
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%80%E8%8C%82%E5%88%A5%E9%9B%B7%E7%A5%9E%E7%A4%BE
北山の上賀茂神社に詣でてきました。
正確には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)というそうです。雷が別れる(雷を割ることができる)ような強力な神様なんですって。近所の山に降りてきたそうな。
本当に偶然、この上賀茂神社の本殿・権殿の檜皮屋根の葺き替え現場を見学させてもらえたのですよ。
権殿というのは自然災害や修繕のような本殿が住めない状態の時のため、本殿と全く同じ造り・同じ調度品を備えた神様の別宅だそうです。非常時用の別宅が常設されていて、しかも本宅と全く同じって…神様すげー。
この優美な曲面をつくるため、檜皮の下の土台は細い木材の寄木細工のようになってます。
檜皮を貼る前の写真は撮り忘れ。端面から想像しましょう。とにかく贅沢な木造でため息がでますな。
梁とか柱とかがいちいち太くて高そう()
屋根修繕のあいだ神様は仮住まいに引っ越していただいているので、今は誰も住んでないただの歴史的木造建築だから。ということで写真を撮っていいのはこの屋根だけでした。確かに誰か住んでる家を撮影するのはデリカシーに欠けるからね。