わらべのごとく

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3Dプリントはやっぱり熱湯に弱かった…ABSも。

家の3Dプリンタでコーヒードリッパーを作ってみたんですよ。

 

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溶融した樹脂を1段ずつ積み重ねてできた3Dプリンタ造形物は水が漏れます。盛大に。なので造形後に後処理として有機溶剤で表面を溶かす漏れ止めが必要です。具体的にはアセトンかシンナーで短時間しゃばしゃばと洗います。筆で塗る流派もあるらしい。 

家庭用3Dプリンタの材料といえばPLAとABS

PLAはアセトンやシンナーには溶けないし、耐熱温度が約60℃(PETと同等らしい)ので必然的にABSで。

 

造形後いつものようにアセトンに浸した後しばらく乾かして、ほんとにコーヒー入れる前に熱湯かけてみた結果がこちら。

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1枚目の写真にも微妙に写ってたけど、このように表面が派手に泡立ちました。

ショックを受けて反射的にナイフでかりかり削った後の写真ですが、泡立ち方は何ていうか…こう…とろけるチーズみたい?

 

・アセトンで表面は溶かされるが層間に空気が閉じ込められる

・熱湯をかけると表面の樹脂が溶けないまでも軟化し、膨張した空気に押される

 

と考察。ぐぬぬ

 

・防漏が必要な内面にだけアセトンを塗る(表面側は溶かさず空気が抜けるように)

・アセトンをもっと長時間ちゃんと乾かす

という感じでリベンジしてみようかな。やっぱりショック。

 

 

 まあコーヒーは淹れたけどね。おいしかったです。