デストリビューター
少し前だけど、ミニのデスビをOHしたので紹介。
タコメータの針がぴくぴく踊ること、点火コイルの寿命がやけに短いこと(毎年替えてるペース)などからデスビ周辺が怪しいな、と。
例によって、説明はWikiにお任せ。頑張って自分で書くより正確だし詳しいし分かりやすい。ステキ。
ディストリビューター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
自分が組み立てるときに分かる用の写真しかないのでアレだけど。
なんていうか、純正状態の配線がコレってあり得ない。キタナイ。
デストリビュータ、いわゆるデスビは真ん中らへん、赤いコードが生えてるやつ。
こんな感じでエンジンブロックにくっついてる。
右側から黒い爪みたいな部品で押さえられて固定されてる。この爪を緩めるとデスビユニットは自由に回転できるようになって、好きな向きで固定できると。
このミニはフルトラ点火なので、機械式のポイントの代わりにコイルのピックアップとイグナイタがついてる。イグナイタのついた写真がない。。。
これがコイル。白いプラスチックのボビンに巻かれてます。外周あたりに奥から生えてる4つの爪に注目。
上の写真と向かい合わせに合体するのが下の写真。エンジン側。
こっちにも4つの爪がある。こっちの爪はカムシャフトに同期して回る。コイル側とエンジン側の爪・プレート・軸がコイルの鉄芯として働いていて、爪どうしがすれ違う瞬間、鉄芯の容量が増えるのでコイル両端の電位差が変化して、イグナイタ(要はスイッチングトランジスタ)をスイッチングするわけ。
いわゆるフルトラデスビの中でも多分いちばん原始的なんじゃないかと思う磁気ピックアップですな。アフターパーツとして売ってるユニットはフォトインタラプタか、磁石とホールセンサが多い気がするもん。
肝心のオーバーホールは錆びてるところは磨いて、動くところはグリス塗って元通りに組み立てたらおしまい。てきとう。
なんとなく点火時期合わせて出来上がり。ユニット自体を回してタイミング進めたり遅らせたりするっていうのが、デジタル世代にとってはまた何とも原始的に思える。
これで調子良くなるかと思いきや、調子は確かに良くなったけど根本原因はイグナイタが逝ってたっていうオチでした。